専門治療

脊髄電気刺激療法とは、脊髄に微弱な電気を流すことにより慢性の難治性の痛みを緩和する治療法です。この治療では入院して約1週間試験刺激を行い、鎮痛効果が得られることを確認後、刺激装置の体内植え込みを行います。植え込みにより、刺激の強さや刺激モードは患者様ご自身による選択・操作が可能となり、患者さん一人一人の痛みに合わせた細かい調整を行う事で、痛みの少ない日常生活の幅を広げる事を目的としています。最近の刺激装置は体外から充電が可能になり、小型化と長期使用が可能になってきました。院長は長年にわたって脊髄電気刺激治療の経験があり、正しい臨床適応疾患を選んで本治療を積極的におこなってきております。

脊髄電気刺激療法の鎮痛効果が期待できる疾患として、脊柱管狭窄症、脊椎手術後疼痛、難治性慢性腰下肢痛、複合性局所疼痛症候群(CRPS)、切断後の上肢・下肢痛(断端痛・幻肢痛)、帯状疱疹後神経痛、脳梗塞後視床痛、閉塞性動脈硬化症など多岐の疼痛疾患にわたっております。

薬物療法、他の外科療法及び神経ブロック療法の効果が認められない慢性難治性疼痛の除去又は軽減を目的として行った場合に、保険適応として算定請求が可能です。


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